Bloodborne、DARK SOULS、SEKIRO の公式画集は、同じ FromSoftware の記録でありながら、棚に置いたときの気配がまったく違う。どれも設定を説明するためだけの本ではない。プレイの記憶を、別の質感で日常へ残すための断片として見えてくる。
Bloodborne は、夜を閉じ込めた本に近い。衣服の重さ、獣の影、街路の湿り気が紙面に沈み、読み進めるというより覗き込む感覚がある。明るい展示物ではなく、棚の奥に置かれた小さな扉として扱いたくなる。
DARK SOULS は、火が消えかける世界を構造として眺める本だ。鎧、武器、亡びた場所の線が多く、ひとつのキャラクターよりも、世界の崩れ方そのものが残る。SEKIRO は、より具体的な手触りを持つ。布、刃、屋根、地形の静けさが、葦名という場所を思い出させる。
どれを先に見るかは、作品の順位ではなく、残っている記憶の形で決めればよい。夜を残したいなら Bloodborne、火と廃墟なら DARK SOULS、刃と沈黙なら SEKIRO。このアーカイブでは、それぞれを別の RECORDS として並べている。